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→ 研修医とご縁

研修医の山口です。

1か月間城南ホームケアクリニックで地域医療の研修をさせていただきました。

 

前の二人の研修医が地域医療について僕の言いたいことを

すでに書いてしまっているので、少し違う視点で書いてみたいと思います。

 

僕は大学を出た後研修をスタートしたのですが、

少し事情があって4年間休職していました。

その後復職して中断していた研修を再開させたのですが、

4年間のブランクはかなり大きく、今まで身に着けていた知識・手技といったものも

すべて忘却の彼方で、ほぼゼロからの再スタートとなりました。

 

途中から研修に合流したため、最初は他の研修医の先生にくらべて

劣等感を感じる場面も多く、みんなが涼しい顔して仕事をこなしていく中、

一人冷や汗をダラダラ流しながら仕事をするということがしばらく続きました。

 

そんな時心の支えになってくれたのが、休職前に一緒に研修をしていた

元同期の人たちでした。

 

彼らは友人として、先輩医師として、わからないことの相談に乗ってくれたり、

仕事を手伝ってくれたり、適切なアドバイスをくれたり、様々な形で支えてくれました。

そういう支えを受けながら、徐々に仕事に慣れていき、

他の研修医の先生とも段々と打ち解けていくことができました。

 

そして偶然というのは面白いもので、何気なく地域医療の研修先として

選択した、ここ鳳優会でかつての同級生に出会ったのです!

 

川口先生は僕の大学の同級生なんですね。

 

お互い荏原ホームケアクリニックと城南ホームケアクリニックだったので、

直接会うのは週に1、2回でしたが、時に指導をしてもらい、時に飲みに行きと、

充実した時間を過ごさせていただきました。

 

川口先生だけでなく、荏原ホームケアクリニックの藤元先生、

城南ホームケアクリニックの長谷川先生、奥村先生をはじめとした

鳳優会のスタッフの方々、研修にご協力いただいた患者さんのおかげで、

楽しく、有意義な地域医療の研修をさせていただきました。

 

1か月間どうもありがとうございました!

 

 

→ 訪問診療の現場で

8月の1か月間、荏原ホームケアクリニックで研修をさせていただいています、

2年目の研修医です。

今日はこの1か月で学んだこと、感じたことの一部を、

書かせていただきたいと思います。

 

私は普段、大学病院で研修医として働いています。

約1年半、病院に勤務して、様々な患者さんに出会ってきました。

入院して良くなって、退院していく患者さんも

もちろんたくさんいらっしゃいましたが、様々な事情から、

なかなかおうちに帰れない方にも、多く出会いました。

 

「先生、家に帰りたいんです。家に帰ったら、きっと具合も良くなる気がします」

 

そんな訴えを聞いて、なんとかその人が退院できないか考える中で、

制度やサポート体制の問題など、患者さんの体調以外の様々な障害につきあたって、

歯がゆい思いをしたことも、1度や2度ではありません。

 

そんな中で在宅医療に触れる機会を得て興味を持ち、

こちらのクリニックでの研修を決めました。

 

訪問診療に同行させていただいて強く感じたことは、

患者さんと先生方の関係の深さでした。

 

高度な医療機器もなく、検査も限られる訪問診療の現場では、

患者さんやご家族の言葉や、毎回の診察の所見が、

その方の状態を把握する最も重要な材料です。

 

毎回丁寧にお話を聞き、1つ1つ診察していくことの大切さを、改めて感じました。

患者さん1人1人、病気の状態も家庭環境も違います。

先生方は、それをひとつひとつ考え、1人1人が望む場所で望む

医療を受けられるように、と心を砕いていらっしゃいました。

 

訪問診療の現場では、様々な職種の方々が、様々な角度から、

患者さんやご家族とともに、その生活を支えていこうとしています。

病気を診るだけでなく、その生活を守るということが、

患者さんやご家族にとってどれほど大切か、肌で感じることができました。

今回クリニックで勉強させていただいて、

病院で働いているだけではわからないことを、たくさん知ることができました。

これからも、患者さんやご家族の立場に立って、

それぞれの生活を考えるという視点を忘れず、勉強を続けていきたいと思います。

 

どうもありがとうございました。

 

 

→ 日々の訪問診療で気付いたこと

私は研修医二年目で地域医療の一環として、荏原ホームケアクリニックで

1ヶ月間お世話になっている医師です。

普段大学付属病院で研修生活を送っている私は『訪問診療』といった

まったく異なるパターンの医療提供は非常に新鮮でした。

 

まず第一に、お医者さんと患者さんとの距離の近さです。

患者さんのお宅にお邪魔して、定期診察を行う先生方の様子は

居住空間にすんなりと溶け込んでいました。

 

「今日も暑いね。」

「今日のお昼はなにを食べるの?」

気軽な声かけから、患者さんの緊張がほぐれ、笑顔が生まれます。

「先生が来るのを、今朝早くから待っていたんだよ~」

「暑かったでしょ、アイス食べていきなさい」

近所のおじいちゃん、おばあちゃんのお家にいるような錯覚に陥るほど

あたたかな光景がありました。

 

病院と異なり少ない機材で患者さんの変化を読み取り必要な治療を行っていくことは、

検査機器が揃っている病院の診療よりも経験と知識が必要なことも実感しました。

また、毎回おなか周りを触れることで栄養状態がわかり、

舌をみることで脱水の状態を知ることができる。

このような、診療の原点といえる身体診察の重要性を再確認することが

たくさんありました。

そして、医療において基盤となる『人と人とのつながり』の大切さを感じました。

良好な関係を築いているところには必ず『笑顔』があります。

自分の笑顔が相手の笑顔を誘い、相手の笑顔に自分も誘われます。

気軽な声かけによって、笑顔がうまれ、関係性がぐっと濃くなります。

医療を提供する側とされる側という関係性から、より親密な関係へと

発展するのでしょう。

その関係性は日々の診療で患者さんと真摯に向き合っていく過程から生まれた

賜物であり、自分自身のやりがいにつながっていくことが身をもって体験できました。

 

この研修期間を通して、いくつもの医療の原点を見直す機会を頂けたと思っております。そして、日々『一生懸命』を続けていくことで結果が生じ、

不思議と『ワクワク楽しく』医療職を全うすることができることを学びました。

今後ここで得られた貴重な経験を生かし、

医師として日々成長していけたらと思っております。

→ 七夕まつり

訪問の帰り、クリニックに帰ろうと看護師さんが歩いていると、

商店街のとある店舗に「笹、ご自由にどうぞ」の張り紙が・・・。

“これはぜひ、星に願いをしよう!”と、看護師さんが笹を担いでクリニックに帰ってきた。

夕方、それぞれ短冊に願い事を書いてみた。

笹をもらってきてくれた看護師さんによると「願い事は2つまで」と・・・。

(もしかして☆ではなく、看護師さんが私たちの願い事をかなえてくれるのかな・・・?)

2つの願いごとに、皆一生懸命考えるに考えた。

考え始めると2つになんて納まらない!

散々悩んだみんなの短冊には・・・

『交通安全』『便通が良くなる様に』『健康第一』などなど。

考えた割には、みんな現実的なお願いごとでした。

 

在宅療養されている患者さんにも、訪問した際に季節感を味わってもらえるようなお話しを提供できることや

毎日走りまわっているスタッフも、季節を味わう心のゆとりを持てることを大切にしていきたいものです。

→ 勉強会ご報告⑤

毎年品川区主催で、区の医療・介護職を対象に行われている

「品川福祉カレッジ 医療知識専門講座」が今年も開催されました。

『知っておくと安心な在宅療養と医療機器』と題し、我らのエース 川口先生が講義を行いました。

 

内容は2回に分けられ、

今回は1回目は、「在宅における主な病態と医療機器の関係」を行いましたので、ご報告します。

 

在宅で療養する患者さんをサポートするには、基礎的な医療知識が必要です。

中には医療器具を装着して、在宅で過ごされる患者さんも多くいらっしゃいます。

そのような患者さんを支える地域の介護職の皆さん。

少しでも皆さんのお役に立てて、

それが患者さんへとつながっていけたら、私たちも嬉しい限りです。

業務を終えられた後の講義でしたが、みなさん熱心に聴いてくださいました。

 

2回目は、3/2(水)に 「在宅でよく出会う医療機器の実際を知ろう」ということで、

実際の医療器具等に触れながら講義を行いました。

在宅で使用される医療機器も実はたくさん種類があるのですが

鳳優会スタッフ総出で講義のサポートに参加しました。

地域の皆さんの熱心な迫力にサポートする側も感化された勉強会となりました。

2回目講義のご報告も近日UP予定ですので楽しみにしていて下さいね!

→ 荏原シェフ便り

荏原シェフです。

今日は3月3日に行われた、「ひな祭り」をご報告。

 

ごくたま~に、シェフの気が向いた日に料理は作られます。

もしくは、みんなに持ち上げられた翌日が多いです(笑)

 

「ひな祭り」=「女の子の日」ということで、

男勝りな荏原女子たちに日頃の感謝とさらなるやる気を持ってもらうために!!

奮発ですよ~!(と、いってもみんなでお金出してますが)

 

なんということでしょう!

~ちらしずし~

 

我ながらすばらしい完成具合。

こうして写真で見るとなんだか豪華ですねぇ。

 

・・・ところが連絡ミスでK先生が自分でお昼を買ってきてしまうという

アクシデント発生っ!!!!

でもちゃんと、ちらしずしも召し上がってくれました。

さすがです!

F先生も作る度に喜んでくれて、シェフもますますやる気になります。

(むしろ、それが狙い?!)

 

人数が多いので学校の給食を作っているかのようです。

ごはんもすぐに完売しました。

毎度ありがとうございます。

 

★お知らせ★

腕利きシェフ大募集中です。(注意:きちんと日常業務できる方に限ります。)

 

 

→ 映画の中の神経疾患3

- 毎回、映画の中の神経疾患について取り上げてみます -

  第3回目は「アンドロメダ・・・」(1971年)です。

  この作品はSF映画のため神経疾患はあまり出てきませんが、私が小学生の頃テレビ映画で見た覚えがあり、懐かしくて今回とり上げてみました。

 原作は1969年に「ジュラシック・パーク」の原作でも有名な、マイケル・クライトンによって発表されたSF小説で、1971年にロバート・ワイズ監督によって映画化されました。最近またリドリー・スコットにより前後篇のTVシリーズとして原題の「アンドロメダ・ストレイン」の名でリメイクされています。

  あらすじは、ある人工衛星がアメリカの片田舎ピートモンドという町に墜落し、その町の住人が人工衛星のふたを開けたため、住人全員が死亡してしまいます。そこにワイルドファイア計画のもとに集められた科学者が現地調査及び人工衛星の回収に行くと、全員死亡していたと思われた住人の中に、泣き叫ぶ赤ん坊と、胃潰瘍を患ったアルコール中毒の老人が生存者として発見され、ワイルドファイア計画の秘密研究所に人工衛星とともに収容されます。そして科学者たちはその町で起きた惨事を突きとめようと地下秘密研究所で研究を始めます。

  この映画の「ワイルドファイア計画」とは、アメリカ国内でバイオハザードが発生した際に、その対応策を研究する計画のことで、この映画は「アンドロメダ」と名付けられた未知の宇宙病原体を研究し対策法を発見するまでの数日間のお話です。

  それではなぜ赤ちゃんと老人だけが生き残ったのでしょう。

 もともと人間の血液は弱アルカリ性(H 7.357.45)ですが、赤ちゃんは泣き叫ぶため過呼吸になり血液がよりアルカリ気味(呼吸性アルカローシス)になり、老人は胃潰瘍による貧血やメチルアルコールを含むお酒を飲み、アスピリンを摂取することにより、酸性気味(代謝性アシドーシス)になり、正常の血液酸度内でしか生きられないアンドロメダ病原菌から感染を免れたとの解釈でした。

  さて、赤ちゃんが過呼吸になり血液がアルカリになるという現象は、実は日常よくみられる状況に似ています。これは「過換気症候群」と呼ばれる状況で、ストレスや緊張、パニックで過換気がおき、手先がしびれ、めまいや意識が遠のいてしまうという症状が出ます。

 原因は、呼吸回数が増えると二酸化炭素が息(呼気)に多量に排泄され、血液がアルカリ気味に傾き、酸素が足らないと勘違いした脳は、より呼吸をしなさいと命令して過換気が増悪します。

 その際手先がしびれるのは、血液中のカルシウムが低下して筋肉がつっぱるテタニーという症状と似ていますが、「過換気症候群」の場合は血液のサラサラの部分(血漿)の中の遊離カルシウムが、血液がアルカリに傾くことによって血液の蛋白質(アルブミン)と結合して、血液内で利用できるカルシウムが低下したため、筋肉のけいれんが起きてしまうのです。

 しかし、この映画の赤ちゃんの場合は、ミルクがもらえないため泣いている(過呼吸になっている)ため、過換気症候群と呼ぶにはふさわしくありませんね。でも映画の最後に、科学者の一人が「アンドロメダ」に汚染された部屋に隔離された際、過呼吸になって感染の難を逃れます。この時は感染への恐怖による精神的緊張がきっかけで過呼吸が起きたので、「過換気症候群」と呼んで良いでしょう。

 もう一点神経に関係するシーンが出てきます。女性科学者が赤い光の点滅を見て放心状態になったり、泡を吹いて倒れてしまうシーンです。これは「光過敏性発作」と呼び、点滅する光に対して不快な症状を感じたり、けいれん発作を起こすことがあり、てんかんによる場合があります。10年ほど前に「ポケモンショック」として問題になりましたね。

  さて、この作品は前述したように、2008年にリドリー・スコット、トニー・スコット製作総指揮により、テレビミニシリーズとしてリメイクされています。こちらは原作をベースに、かなり現代風にアレンジされていて、政治的駆け引きに加え、環境問題、親子問題、軍の暗躍などさまざまな要素がからみ話が膨らみすぎたため、上記の神経症状も出てきますが必然性がなくなっています。でも楽しめる映画でDVDも出ていますので、機会があったら見比べてみてください。

→ スイーツにて院内平和条約を結ぶ

仕事をしている時は男子のような女子事務たちが

瞬時に女子化してしまうほどの魅力を持ったスイーツ。

こういう可愛くて、美味しいものを食べると

平和になりますねー。

 

「ワッ! ミツカッタ!」

「ドウダ! ウマソウダロォォ!」

「ドウダ! カワイイダロォー!」

 

 

 

 

「ギャー!」

→ 時々、息抜きも必要だったりします。

先日お歳暮にギフトブックを頂きました。

様々な品物の中からたこ焼きを焼く夢のような機械を注文しました。

なかなか時間が取れないのがクリニックの現状ではありますが

「明日だったらたこ焼き焼いても大丈夫かも」の先生の一言で

さっそく準備をして

本日実行。 焼き 焼き 焼き 

完成!

先生もぐもぐ 

たこ焼きだけでは淋しいかと思い、卵ごはんを作って

チーズを入れて焼いてみたらこれはこれで大好評。

わいわい楽しいひとときを過ごしました。

医療の現場は緊張の連続なので時々こういう息抜きを大事にする

そんなクリニックの一幕です。

おまけ

ロールケーキ!

時々、先生がお仕事頑張ってるご褒美でスイーツを買ってくれます♪

→ 勉強会ご報告④

フィリップス・レスピロニクス合同会社

首都ブロック 東京支店目黒営業所 呼吸センター 営業担当吉田様に

直接城南ホームケアクリニックまでお越し頂き

フィリップス・レスピロニクス社製 排痰補助装置(カフアシスト)の

勉強会を取り行いました。(今回は鳳優会法人内のみの勉強会です)

 

鳳優会は訪問診療を行っているクリニックです。

現場の判断を誤らないためにも医師、看護師、事務スタッフ共々

知識を共有し、日々精進を積み重ねていたりします。

 

今回のように業者様にお越し頂き勉強会を行ったり

医師や看護師が主軸となった勉強会を取り行う時もあります。

スタッフ同士が理解し合うことによって

診療にも安心感が備わります。

そしてその安心感が患者さんにも伝わると嬉しいですね。

 

カフアシスト(フィリップス・レスピロニクス社製)

>みんな真剣。一番奥が吉田様。

みんな真剣!