第3回 Houyukai Link Lectureを開催しました!

2022年3月24日に「第3回 Houyukai Link Lecture」を開催しました。
今回は緩和ケアセンターの川口院長にお願いしました!

今回のテーマは。。
「緩和治療 第1弾  痛みと戦う! 緩和ケア医の思考過程~基本編~」

我らが緩和ケアセンター長川口豊先生に緩和ケア治療の考え方の基本のお話をしていただきました。疼痛コントロールに使う薬剤について、内服薬から座薬、点滴まで臨床に則したとても実践的なお話しでとても勉強になりました。
次回以降で腫瘍別の緩和医療の話、川口先生の特製の軟膏レシピなど、今後お話しいただけるようで第2弾、第3弾と今から楽しみです!

緩和ケアセンター長・川口医師

緩和ケア講習会風景

緩和ケアセンター長・川口医師・講義風景

今回の要点

  • 以前より強オピオイドの種類は増えており、患者さんの症状で使い分ける必要がある
  • メサドンは内服困難になった際、他の強オピオイド点滴で対応することになるがそれだけで鎮痛緩和困難な際は他の薬剤を使用する必要がある。NMDA受容体拮抗薬であるケタラールが挙げられるが麻薬取り扱い医療機関でないと取り扱うことができない。
  • フェンタニル口腔粘膜吸収製剤は他のレスキュー薬より効果発現時間が早い。だが使用間隔をあけないといけない。
  • タペンタドールは神経障害性疼痛が混在している際に使用することがある。レスキュー薬は他のオピオイドで対応する必要がある。

荏原ホームケアクリニックでは各センター間や医師・アシスタント間の垣根を越えて、ともに成長し、良質な医療者を輩出するための取り組みをしています。その一つの取り組みとしてのHouyukai Link Lectureも2ヶ月に1回定期的に開催していく予定です。

今後もスタッフ一同高いモチベーションを持ち頑張っていきます!