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 医学部講義

5月31日に、昭和大学医学部3年生の地域医療の講義に参加してきました。
昭和大の医学教育は非常に先進的で、若い学年のうちからどんどん現場実習が入ります。
学生さんたちは活気に溢れ、こちらもとても元気をもらいました。
十数年前に実習担当した学生さんが大学で偉くなって、いつしか一緒に連携して働いていることを思うと、さらに感慨もひとしおです。
次の十数年後は一緒に働く、というより、診てもらう側かな(笑)・・・

昭和大学 校舎イメージ

藤元

 品川区訪問看護ステーション管理者会議にお邪魔してきました!

リウマチ・膠原病センターの古屋です。
2024年5月14日に品川区訪問看護ステーション管理者会議にお招きいただきお話しをさせていただきました!

「何か変!?をかぎ分ける!五感で感じる身体の悲鳴」
というテーマでお話しをしてきました。
在宅医療の現場では病院とは異なり、患者さんの状態評価を一人でやらなければなりません。一つ一つの症状や所見を、五感をフルに使って評価を行い、危険を早期にかぎ分ける必要があります。病態生理を理解し、どのような症状、所見があると危ないのか?という内容で看護師さんたちにお話しさせていただきました。

訪問看護ステーション管理者会議

いつも思いますが、看護師さん方はとても熱心ですね。現地で参加者の皆さんと直接顔を合わせる会も徐々に増えてきており、活気を取り戻しつつあります。このような会を通して地域の医療者がつながり、連携の強化ができるととても良いですね!

 第11回 Houyukai Link Lectureを開催しました!

第11回 Houyukai Link Lectureを開催しました!

2024年3月28日に「第11回 Houyukai Link Lecture」を開催しました。
今回はリウマチ・膠原病センターの古屋が担当させていただきました!

今回のテーマは。。
「膠原病のとらえ方~つかみどころのない病気をつかもうとする話~」
自己免疫疾患とは何か?免疫のシステムの変調と膠原病疾患の考え方、膠原病内科医の頭の中はどうなっているのか?など膠原病の総論をお話しさせていただきました。

リンクレクチャー⑪ポスター

リンクレクチャー

リンクレクチャーの様子

今回の要点
今回、膠原病の総論について免疫システムの変調から膠原病の分化、膠原病内科医の施行過程・頭の中はどうなっているのかまでお話しをさせて頂きました。

  • 膠原病は膠原繊維(コラーゲン)が変性する疾患というのが由来だが、膠原繊維に異常がない疾患もあるためCollagen diseaseとは言わない。Connective tissue diseaseである。
  • 自己免疫とは正の選択、負の選択の異常から引き起こされる。
  • 膠原病疾患は分化するものであり、木にたとえられる。膠原病は原因が不明であり分からない事が当たり前。不確実性を心地よく感じよう。

荏原ホームケアクリニックでは各センター間や医師・アシスタント間の垣根を越えて、ともに成長し、良質な医療者を輩出するための取り組みをしています。その一つの取り組みとしてのHouyukai Link Lectureも3ヶ月に1回定期的に開催していく予定です。これからも学びを止めることなく日々研鑽を積んでいきたいと思います。

今後もスタッフ一同高いモチベーションを持ち頑張っていきます!

 家庭菜園の二刀流

現在、畑とベランダで家庭菜園を楽しんでいます。
以前、のブログでは 現在畑で肥大化中の野菜(6月上旬には収穫です)を紹介しましたが、
今回は、ベランダですくすく成長中のこのお花。何の野菜かわかりますか?

ベランダですくすく成長中のお花

 当院でできる検査や処置について

こんにちは、あすかホームケアクリニックです!
本日は当院で行うことができる検査や処置についてのお話です。
訪問診療医は、患者さんのご自宅にお伺いして診療を行います。訪問するドクターはそれぞれ得意とする専門分野はありますが、基本的には総合医としてあらゆる状況に対処できるようにトレーニングを積んでいます。

血液検査

在宅でも病院と同様に検査が可能です。定期的に血液検査を行うことで、肝機能・腎機能・内臓脂肪や電解質などを評価し、全身状態を把握することができます。症状に合わせ必要に応じ項目を選定したり、アレルギー検査も可能です。また、当院では動脈血からの採血による血液ガス検査も可能です。これにより呼吸状態の評価を行うことができます。

心電図(ECG)

心電図も同様に検査が可能です。心電図の検査を行うことで、心機能の評価をしたり、「胸が苦しい」などの症状が見られる場合には即座に検査が可能です。

画像検査

画像検査についてはレントゲン検査やCT検査、MRIなどの画像検査については在宅で行うことができません(レントゲンについてはクリニックによっては対応可能な場合もあります)
しかし、超音波検査(エコー)は可能です。超音波検査で確認できるのは、心臓、頸動脈、肝臓などの腹部、下肢の静脈、膝関節など多岐にわたり、在宅医療の現場では大きな力を発揮します。

点滴・輸血

当院では必要に応じ、ご自宅で点滴を実施することが可能です。
夏場など脱水が見られる方や経口での摂取が困難な際に対し、補液目的で点滴を行ったり、感染症に対し抗菌薬を投与するため点滴を行います。訪問看護師さんと連携を取り合い、連日行うこともあります。
長期間経口摂取が困難な方に対して、高カロリーの栄養輸液を行っている中心静脈栄養の対応もでき、輸血が必要な患者様には輸血も可能です。

処置

在宅でも褥瘡(床ずれ)の処置や必要に応じ、関節穿刺、腹水穿刺や胸水穿刺といった処置も可能です。
褥瘡は軟膏などでの処置をはじめ、壊死組織を取り除き機材などを用いた治療を行うこともあります。連日の処置が必要になることが多いため、その際には訪問看護師さんと連携を図り、処置を行っていきます。
関節穿刺、腹水穿刺や胸水穿刺についてです。
膝の関節液がたまると痛みを伴う状態となります。関節を穿刺して関節液を抜くことで症状を緩和でき、注射薬を注入することで長期間痛みを抑えることができます。
またガン末期の患者様には腹水や胸水が発生することがあり、膨満感や吐き気、食欲低下、体動困難、呼吸苦、疼痛などが伴います。それらを緩和するため腹水穿刺や胸水穿刺を行うことがあります。

訪問診療では使える物品やできる検査が限られているため、患者さんとの対話や丁寧な診察による身体所見から病態を類推する必要があり、必要と判断すれば病院受診の調整も速やかに行わなければなりません。
まさに総合格闘技といった感じですが、これは医療の原点でもあると思います。
常日頃から丁寧な対話や診察を意識して研鑽を積み続けることが我々の責務でもあります。
ひとりでも多くの患者さんがご自宅で安心して過ごせるように、これからも精進して参りたいと思います!

あすかホームケアクリニック
院長 黒木卓馬

総合診療の訪問診療・黒木ドクターと川口ドクター

●訪問診療対応エリア●
北区・板橋区・豊島区全域
足立区・文京区・荒川区・練馬区・新宿区・川口市、戸田市の一部地域
お気軽にお問合せ下さい
TEL:03-5963-5980
FAX:03-5963-5981
Mail: asuka@homecareclinic.or.jp
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 何の野菜の花かわかりますか?

2月下旬に、植え付けを行いついに、お花を咲かせました。
この野菜は、お花が咲くころに肥大化していきます。
何の野菜の花かわかりますか?

ファミリー農園イメージ

 鳳優会グループ第2回総会を開催

2024年3月に、鳳優会グループ第2回総会を行いました。

総会の目的は、鳳優会グループのVisionを共有し、グループ全員が同じ方向性を共有することです。そのため、4月入職の新入職員も参加しました。

鳳優会グループでは従業員も徐々に増え、総勢100名を越えました。
組織が大きくなるにつれてメリットも多くある反面、課題も存在します。
より目が行き届く組織であるために、
より安心感と活気ある職場環境をつくるために、
組織大型化のメリットを生かしながらより良い組織となるために、
新体制として、チーム制を導入しました。
次の時代を考えながら、時代に合わせた変化をし、存続する組織を目指します。

鳳優会理事長・藤元先生より挨拶の様子

藤元理事長より、組織のVision

 
その後、各所属長・各委員長から、所信表明が行われました。
思いがあふれる所信表明、データを用いての共有、ユニークな所信表明なども行われました。

各所属長・各委員長から、所信表明

 
 
総会後にはささやかな懇親会を行いました。
荏原ホームケアクリニックとあすかホームケアクリニックの院長同士がセッションを披露する場面も!会場も盛り上がりました。

懇親会の一コマ

 

昨年より始まった総会も、より親睦が深まる良い節目のイベントとなっております。

総務人事部

 ご報告・城北地域医療 TSUNAGU Project vol.2

こんにちは!

あすかホームケアクリニックです!4月19日に『城北地域医療TSUNAGU PROJECT vol.2』が開催されました。

『顔の見える医療』をテーマに地域全体をひとつのチームとして捉え、日頃お世話になっている事業所さんをお招きしての勉強会の第2弾、今回は『日常診療からみた認知症の基礎』をテーマにお話させて頂きました。

高齢化人口の増加に伴い、認知症は無視できない社会的な問題となっており、介護者も含めた包括的ケアが重要なこと、認知症の早期発見・早期治療介入が重要であること、薬物療法のみならず、非薬物療法が非常に重要であること、関わり方次第で患者さんのQOL改善に大きく寄与できる可能性があることなどに加え、認知症についての簡単な病態生理、鑑別疾患などについてもお話させて頂きました。

盛りだくさんの内容でしたが、今回は満員御礼で沢山の方々にご参加頂きました!!
お仕事終わりにも関わらずお越しいただいた皆様ありがとうございました。今回参加が叶わなかった方も、次回の参加を心よりお待ちしております。

今後ともあすかホームケアクリニックをどうぞよろしくお願い致します!

あすかホームケアクリニック・黒木先生・レクチャー
あすかホームケアクリニック・リンクレクチャー
あすかホームケアクリニック・リンクレクチャー

あすかホームケアクリニック
TSUNAGU PROJECT 実行委員会

●訪問診療対応エリア●
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足立区・文京区・荒川区・練馬区・新宿区・川口市、戸田市の一部地域
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 城北地域医療 TSUNAGU Project vol.2

こんにちは!
「城北地域医療 TSUNAGU Project vol.2」のお知らせです。
「顔の見える地域連携」を体現すべく地域全体を一つのチームとして捉え、地域連携をより円滑に行うことを目的とした勉強会の第二弾になります!
前回は川口先生による緩和ケアに関する講演が大変好評でしたが、今回はテーマを「認知症」に設定し、講演を行います。認知症は高齢者だけでなく、若年者にも影響を及ぼす重要な健康課題です。日常の診療現場において、認知症の早期発見や適切な対応が求められています。そこで、日常診療から見た認知症の基礎に焦点を当てて、講演させていただきます。
詳細は以下ご参照ください。

【勉強会の詳細】
テーマ:「日常診療から見た認知症の基礎」
日 時:2024年4月19日(金)18:30-20:00
場 所:あすかホームケアクリニック
〒114-0031 東京都北区十条仲原1丁目25−10 高木ビル 2階
参加費:無料

ご不明点やお問い合わせがございましたら、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

あすかホームケアクリニック
院長 黒木卓馬

●訪問診療対応エリア●
北区・板橋区・豊島区全域
足立区・文京区・荒川区・練馬区・新宿区・川口市、戸田市の一部地域
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TUNAGU Vol.2

 「在宅酸素療法」について

こんにちは!あすかホームケアクリニックです!

今回は「在宅酸素療法」についてです。血液中の酸素が不足している方が、ご自宅など病院以外の場所で、不足している酸素を吸入する治療法で、酸素供給機器を使用して行います。医師が処方し、基準を満たせば健康保険が適用されるため、自己負担分の費用で治療を受けることができます。

  1. 在宅酸素療法の使用用途
    在宅酸素療法は、慢性的な低酸素状態や呼吸器系の障害を抱える患者に対して有用です。主な使用用途には以下のようなものがあります。
    慢性閉塞性肺疾患(COPD): 慢性の呼吸器の炎症により、酸素摂取が必要な場合があります。
    間質性肺炎: 肺組織の炎症や瘢痕により、酸素が不足することがあります。
    心不全: 心臓が効果的に酸素を送り出せない場合、在宅酸素が必要になることがあります。
  2. 酸素供給の方法
    在宅酸素療法では、ご自宅に下記の画像のような酸素供給機を設置いたします。
    併せてお出かけの際使用できるよう、ボンベなども設置します。
  3. 療法のメリットと効果
    在宅酸素療法のメリットは多岐にわたります。酸素供給により、患者の日常生活における活動制限を軽減し、生活の質を向上させます。また、低酸素状態による合併症のリスクを減少させる効果も期待できます。
  4. ライフスタイルへの適応
    在宅酸素療法はライフスタイルに適応しやすいものです。患者は自宅で酸素療法を受けることができ、通院の回数を減らすことができるため、生活の継続がしやすくなります。
  5. 注意点とコンプライアンス
    酸素療法を効果的に受けるためには、指示に従いデバイスの使用を続けることが大切です。また、安全性を確保するために、デバイスの取り扱い方法や酸素量の調整について正しく理解することが必要です。

在宅酸素療法は患者様の生活を支え、息切れや呼吸苦などの緩和の手助けとなる治療法です。正しく利用することで、ご自宅でより良い生活を送ることができますのでお気軽にご相談ください!

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