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	<title>川口先生の在宅医療勉強部屋 | 都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</title>
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	<description>鳳優会は在宅療養支援診療所として専門性の高い医療を提供します</description>
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		<title>第36夜　がん終末期や他の疾患終末期の気道分泌に伴う呼吸困難について</title>
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		<pubDate>Fri, 29 May 2020 12:26:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>川口です。 むし暑い季節になってきました。 今回はがん終末期や他の疾患終末期の気道分泌に伴う呼吸困難についてです。 お亡くなりになる数日～数時間前に喉の付近でゴロゴロと音がすることがあります。死前喘鳴（Death rat &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol36.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第36夜　がん終末期や他の疾患終末期の気道分泌に伴う呼吸困難について</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>むし暑い季節になってきました。<br />
今回はがん終末期や他の疾患終末期の気道分泌に伴う呼吸困難についてです。<br />
お亡くなりになる数日～数時間前に喉の付近でゴロゴロと音がすることがあります。死前喘鳴（Death rattle）と呼ばれます。<br />
意識レベルの低下に伴い唾液や痰が声帯付近に貯留し喘ぐような声が出て常にゴロゴロと音がします。<br />
吸引をしても完全に取りきれる事は難しいです。<br />
介護している御家族は大丈夫かな？苦しくないのかな？と思うはずです。<br />
「無理ない程度に口の中だけを吸引しましょう、口腔内スポンジブラシで口の中に貯まっている唾液をふき取りましょう」と我々は御家族に説明します。</p>
<p><strong>☆大切なのは介護者である御家族の不安を取り除いて穏やかで静かな最期を迎える環境を整えてあげる事です！☆</strong></p>
<p>「ゴロゴロと音がしてつらそうな表情をしています」「ゴロゴロという音がつらそうです」と言う御家族は多いです。</p>
<p>実際の症例です。</p>
<p></p>
<style>
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.box6 p {margin: 0;padding: 0;}
</style>
<div class="box6">～症例～<br />60歳　男性<br />
    大腸がん　多発肺転移<br />
疼痛コントロールはモルヒネ塩酸塩の持続点滴で対応<br />
高カロリー点滴（30ml/時）を行っている<br />
意識レベルも低下しお看取りは近づいている<br />
御家族より「呼吸の度にゴロゴロという音がして不安です」とコール<br />
常にゴロゴロと音がして不安で御家族が夜寝れない状況でした</p>
</div>
<dl style="padding-top:1em;">
<dt>点滴量の見直し</dt>
<dd>点滴量を30→20ml/時（もしくは10ml/時）に減量<br />
1日量で500ml以下にする事も大切です</dd>
<dt>抗コリン薬の使用</dt>
<dd>気道壁には副交感神経に支配されているムスカリン受容体が存在しM1、M2、M3のサブタイプが気道に関連しています。M3受容体に対するアセチルコリンの結合阻害により気管支収縮を抑制、M1およびM3への結合阻害により気道分泌を抑制します。<br />
私はクリニックに置いている薬剤でブスコパンを使います<br />
この症例では高カロリー点滴の中にブスコパンを20㎎混注し持続点滴しました。<br />
点滴をしていない症例では生理食塩水500mlにブスコパンを混注し持続悲観的を行うこともあります。<br />
ブスコパン20㎎で開始して落ち着けば20㎎で維持しますが状況により40㎎まで増やす事もあります。</dd>
</dl>
<p></p>
<p>本症例では点滴量の見直しとブスコパン20㎎の持続点滴でゴロゴロは軽減、消失し穏やかな最期を迎える事ができました。</p>
<p>こういった状況ではまず連日往診をすることが多く、上記の処置以外に時間をかけて御家族のケアもすることが大切と思います。</p>
<p><span style="color:#ff9900;">今回はここまでです。<br />
最近、自重トレーニングでは物足りなさを感じてトレーニングチューブを買ってパンプアップさせています。<br />
その成果を写真でお見せしちゃいましょう！</span>
</p>
<p><img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2020/05/k2.jpg" style="width:80%;"></p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol36.html">第36夜　がん終末期や他の疾患終末期の気道分泌に伴う呼吸困難について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第35夜　腹膜播種（ふくまくはしゅ）について</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol35.html</link>
					<comments>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol35.html#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 19 Mar 2020 01:54:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>川口です。 今回は腹膜播種（ふくまくはしゅ）についてです。 お腹は腹膜と呼ばれる幕が袋状になっていて、その中に胃、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓、脾臓などの臓器が入っています。袋の中にある臓器を腹腔内臓器と呼びます。 が &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol35.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第35夜　腹膜播種（ふくまくはしゅ）について</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>今回は腹膜播種（ふくまくはしゅ）についてです。<br />
お腹は腹膜と呼ばれる幕が袋状になっていて、その中に胃、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓、脾臓などの臓器が入っています。袋の中にある臓器を腹腔内臓器と呼びます。</p>
<p>がんが臓器の壁を破って腹膜に広がる事を腹膜播種といいます。<br />
腹膜播種は初期段階の場合、症状が現れない事がありますが進行すると腹水貯留、腸閉塞、腸閉塞による吐き気・嘔吐、痛み、肝胆道系に障害が起きて黄疸など様々な症状が出現します。<br />
実際の症例をもとにどのようにして腹膜播種の症状を緩和するかを説明します。</p>
<style>
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.box6 p {margin: 0;padding: 0;}
</style>
<div class="box6">～症例～<br />60才　女性<br />
    卵巣がん　腹膜播種　肺転移　腹水　高カロリー点滴<br />
    <strong>腹膜播種、腸閉塞による持続する吐き気、嘔吐があり内服はほぼできない<br />
    腹水貯留による腹部膨満感、腹部痛がある<br />
    肺転移による呼吸苦がある<br />
    </strong><br />
    アイスクリームを食べたいという希望がある<br />
    吐き気、嘔吐に対してドンペリドン座薬を使用しているが効果ない<br />
    腹部痛はカロナール座薬にて軽減している
</div>
<p>苦痛となっている症状が多数あります。持続する吐き気、嘔吐が一番つらいと訴えています。</p>
<dl>
<dt>1、高カロリー点滴の減量（60ml/時から35ml/時）</dt>
<dd>本症例では浮腫、腹水があり過剰な輸液は苦痛につながります。過剰な輸液は消化管分泌亢進となり症状緩和困難となる事があります。</dd>
<dt>2、点滴内にヒスタミンH2受容体拮抗薬かプロトンポンプ阻害薬を混注</dt>
<dd>胃酸の分泌を抑制し間接的に消化管閉塞による吐き気、嘔吐を軽減する目的で行います。私は主にガスター40㎎を混注します。</dd>
<dt>3、ステロイドの投与</dt>
<dd>消化管閉塞に対して腫瘍や周囲の炎症性浮腫軽減効果により閉塞が緩和され、閉塞による症状の軽減につながると考えられています。<br />
抗炎症作用によりがん性腹膜炎に付随する炎症が抑制され腹水緩和につながる事があります。<br />
私は主にベタメタゾン（リンデロン）を8㎎/日で開始して効果の維持できる最小量まで減らしていきます。4㎎/日で維持する事が多いです。</dd>
<dt>4、オクトレオチド（サンドスタチン）の投与</dt>
<dd>消化管における消化液の分泌抑制、水・電解質の吸収促進作用があり消化管閉塞時の吐き気、嘔吐を軽減させる事が期待できます。<br />
1日あたり約300μgを点滴投与します。<br />
ステロイド、アミノ酸製剤、高カロリー輸液などとの混合で効果が減弱されるので注意が必要です。</p>
</dd>
<dt>5、オピオイドの投与</dt>
<dd>高カロリー点滴の際の輸液ポンプ、オピオイド持続点滴で使用するCADDポンプ、さらにオクトレオチド持続点滴で使用するポンプとなると機械だらけになってしまい、それだけで患者さんと御家族に精神的苦痛を与えかねません。<br />
そこで私はオピオイドとオクトレオチドを混合し濃度、流量を調整しCADDポンプで同時に投与する事が多いです。</p>
<p>ちなみに本症例の患者さんはオクトレオチド、ステロイドの投与により持続する吐き気、嘔吐が消失し氷から経口摂取を開始し氷菓子、アイスクリーム、オニオンスープ、具なしの茶わん蒸しなど摂取できました。アイスクリーム以外の物を摂取出来て幸せとおっしゃっていました。</p>
<p><strong style="color: #AF7700">苦痛緩和が最優先ですが、私は患者さんの希望を可能であれば何か一つでも叶えてあげる事が在宅がん緩和で大切な事と思っています。</strong></dd>
</dl>
<p>今回はここまでです。<br />
写真は実際に使用したCADDポンプの点滴内容です。</p>
<p><img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2020/03/01-3.jpg"></p>
<p><img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2020/03/03-4.jpg"></p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol35.html">第35夜　腹膜播種（ふくまくはしゅ）について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第34夜　がん性腹水の緩和について</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol34.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Dec 2019 02:45:11 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>川口です。 12月です。クリスマスが近づいてきました。 皆さん忙しい時期ですね！ 今回はがん性腹水の緩和についてです。 お腹の中には通常少量の腹水があります。約20～50ml程度の量です。腹膜で産生、吸収され一定量に調整 &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol34.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第34夜　がん性腹水の緩和について</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol34.html">第34夜　がん性腹水の緩和について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>12月です。クリスマスが近づいてきました。
 <p>皆さん忙しい時期ですね！</p>
<p>今回はがん性腹水の緩和についてです。
  お腹の中には通常少量の腹水があります。約20～50ml程度の量です。腹膜で産生、吸収され一定量に調整されています。<br>
  がん以外で腹水が増える原因として肝硬変、腎不全、心不全などがあげられます。
  がんによって腹膜播種を起こした場合、肝転移や合併する肝硬変による門脈圧亢進、がんによるリンパ管閉塞などでがん性腹水が貯留します。</p>
<style>
.box6{padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;background: #f0f7ff;border: dashed 2px #5b8bd0;}
.box6 p {margin: 0;padding: 0;}
</style>
<p class="myQ">Q：腹水が貯まるとどうなるの？</p>
<div class="myA">少量であれば通常、症状は起きませんが多量になると様々な症状が出現する事があります。<br>
  <br>
  <span style="color: #FF9600"> 腹部の張り・膨満感→不快感、張り裂けそうな痛みを訴える事があります。<br>
  呼吸困難・息切れ<br>
  消化不良・便秘<br>
  吐き気<br>
  疲労感 </span> </div>
<p class="myQ">Q：ではどのようにして在宅で症状を和らげるの？</p>
<div class="myA">利尿剤（フロセミド、スピロノラクトンなど）、ステロイド（デキサメタゾン、ベタメタゾンなど）を私は用います。痛みがある場合はオピオイドを用います。</div>
<p class="myQ">Q：それでもお腹が張ってつらい時はどうするの？</p>
<div class="myA">腹水を抜きます。在宅でも可能な処置です。
  腹部エコーを用いて穿刺部位を決めます。穿刺部位を消毒して局所麻酔を行います。麻酔薬を皮下に注入し針先をすすめ腹膜まで麻酔を浸潤させます。そのまま腹腔内に針をすすめ腹水を抜きます。
  私はその際、点滴に使用する針を用いてチューブをつなげて1～2時間程度かけて持続的に抜くようにしています。
  多量に抜くと血圧低下などの危険性が増えるので私は1.5～2.5Lを抜くようにしています。
  腹水が十分体外に抜けたら再度往診し針を抜いてバイタルサインのチェックや再度診察を行います。
  患者さんの状態を診ながら週1～2回の頻度で腹水穿刺を行うようにしています。 <br><span style="color: #FF9600"> 腹水穿刺のデメリットは腹水中のアルブミンをはじめとするタンパク質などが喪失されるので栄養状態がさらに低下しさらに腹水が貯留しやすくなります。 </span> <br>
在宅での腹水緩和はこのようにしています。 </div>
<div class="mypoint">～補足～<br>
  腹水に対してCARTという治療法があります。<br>
  腹水ろ過濃縮再静注療法（Cell-Free　And　Concentrated　Ascites　Reinfusion　Therapy）の事です。<br>
  CARTは抜いた腹水を再利用して体内に戻します。腹水を抜いてがん細胞や最近などを取り除き、アルブミンなどの有用なタンパク成分を特殊な装置で回収して点滴で体内に戻します。 </div>
<p>今回はここまでです。<br>
  実際に在宅で腹水穿刺している写真をのせます。</p>

<img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/12/01.jpg" style="padding:2px; float:left; width:calc(100% / 2);"><img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/12/02.jpg"  style="padding:2px; float:left; width:calc(100% / 2);>
<br style="clear:both;"><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol34.html">第34夜　がん性腹水の緩和について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第33夜　がんの皮膚転移について</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol33.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Oct 2019 11:42:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://www.homecareclinic.or.jp/?p=3332</guid>

					<description><![CDATA[<p>写真は実際の症例です。 筋トレをしていると一体どんな効果が出るのかがわかる写真も今回は載せてみました。</p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol33.html">第33夜　がんの皮膚転移について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>秋めいてきました。<br>
最近は椅子の上に両足をのせて腕立て伏せをしてパンプアップに励んでいます。</p>

<p>今回はがんの皮膚転移にどのような軟膏で対応したかを取り上げます。<br>
<strong>☆がんの皮膚転移は5～10%の頻度でみられると言われています。</strong><br>
乳がんにおける発生率が一番高いと言われています。他には肺がん、腎臓がん、大腸がん、卵巣がん、頭頚部がん、膀胱がん、性器がんなど挙げられます。</p>



<style>
.box6{padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;background: #f0f7ff;border: dashed 2px #5b8bd0;}
.box6 p {margin: 0;padding: 0;}
</style>


<p class="myQ">Q：皮膚転移すると何が問題？</p>
<div class="myA">皮膚潰瘍を生じた場合の処置が問題となります。<br>
<strong style="color: #ffa500;">
・進行していく<br>
・浸出液、臭気、出血、痛みなどの症状がある<br>
・見た目や臭気などから精神的苦痛が生じる<br>
・出血、臭気があり処置時の恐怖感が生じる<br>
</strong><br>
身体的苦痛以外に患者さんの精神的苦痛、御家族のケアが大切です。
</div>

<p class="myQ">Q：どのように進行していく？</p>
<div class="myA">
皮下の硬結・発赤→腫瘤形成→腫瘍の壊死・自壊・潰瘍形成→浸出液・出血・痛みが問題→嫌気性菌感染による悪臭→創部の拡大
というように進行します。
</div>

<div class="box6">～症例～<br>
80歳　女性<br>
大腸癌術後　<br>
腹部正中に手術創　周囲に数か所腫瘤あり<br>
内服薬：ロキソニン（NSAIDSと呼ばれる痛み止め）、ムコスタ（胃の粘膜保護薬）<br>
ロキソニンで疼痛はコントロールできていました。<br>
腫瘤は徐々に大きくなり皮膚自壊を起こしました。<br>
最初は臭気、出血もなく洗浄後アズノール軟膏を塗布しガーゼ保護で対応していましたが皮膚自壊以降、処置時の痛み・臭気・出血が目立つようになりました。<br>
出血はじわじわとにじみ出るように認め止血作用のあるアルト原末を使用し対応しました。<br>
その時点で洗浄、軟膏、アルト原末など<strong style="color: #ffa500;">家族の処置が大変に！</strong>
</div>


<strong><u>～どのように対応したか？～</u></strong><br>
<p>
内服のロキソニン（NSAIDS）は血小板に対する作用があるため<strong>アセトアミノフェンに変更。
処置時の痛みは皮膚転移巣で自由神経終末が露出し刺激されて生じる事が原因と考えられます。</strong><br>

安静時の痛みはアセトアミノフェン内服で消失していました。
痛みと出血と臭気に対して…<br>
<strong style="color: #ffa500;">アズノール軟膏にロゼックスゲル（メトロニダゾール、臭気対策）、アルト原末（止血目的）、キシロカインゼリー（表面麻酔、処置時の疼痛対策）</strong>を薬局に混合してもらいました。<br>
ガーゼをはがした際に出血が生じる為、ドラッグストアなどでフィルムがコーティングされているようなガーゼを購入して頂き変更しました。<br>
ベッドサイドに活性炭の消臭剤を臭気対策として置きました。<br><br>
上記対応で家族も楽に処置ができるようになり臭気も軽減し何よりも患者さん自身が毎日の軟膏処置で生じる痛みも軽減し嫌がることが無くなりました。<br><br>
がん性皮膚潰瘍の処置で使用する軟膏は各医療機関で色々な物が使用されます。<br>
止血対策もアルト原末以外にも様々な物が使用される事があります。<br>
また別の軟膏を調合し対応した場合は再度ブログアップしようと思います。<br>
今回はここまでにしましょう。<br>
</p>




<figure class="wp-block-image"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="225" height="300" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/2019.9.6_.jpg" alt="" class="wp-image-3336"/></figure>



<p>写真は実際の症例です。</p>



<p>筋トレをしていると一体どんな効果が出るのかがわかる写真も今回は載せてみました。</p>



<ul class="wp-block-gallery columns-2 is-cropped wp-block-gallery-1 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex"><li class="blocks-gallery-item"><figure><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2676-1-1024x768.jpg" alt="" data-id="3340" data-link="https://www.homecareclinic.or.jp/?attachment_id=3340" class="wp-image-3340" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2676-1.jpg 1024w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2676-1-300x225.jpg 300w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2676-1-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure></li><li class="blocks-gallery-item"><figure><img decoding="async" width="768" height="1024" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2677-1-768x1024.jpg" alt="" data-id="3341" data-link="https://www.homecareclinic.or.jp/?attachment_id=3341" class="wp-image-3341" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2677-1.jpg 768w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/10/IMG_2677-1-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure></li></ul><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol33.html">第33夜　がんの皮膚転移について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第32夜　ヒドロモルフォン（強オピオイド）について</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol32.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Jul 2019 01:58:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>川口です。 夏と言えば筋トレですね！ 薄着になり訪問診療の際に御家族から「先生、体を鍛えているんですね」と言われてテンションが上がる今日この頃です。 今回はヒドロモルフォンという強オピオイドについてです。 徐放性製剤のナ &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol32.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第32夜　ヒドロモルフォン（強オピオイド）について</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>夏と言えば筋トレですね！<br />
薄着になり訪問診療の際に御家族から「先生、体を鍛えているんですね」と言われてテンションが上がる今日この頃です。</p>
<p>今回はヒドロモルフォンという強オピオイドについてです。<br />
<strong style="color:#ffa500"><br />
徐放性製剤のナルサス<br />
即放性製剤のナルラピド…レスキュー製剤です<br />
注射製剤のナルベイン<br />
</strong><br />
上記の3種類があります。<br />
ナルサスには2㎎、6㎎、12㎎、24㎎の4つがあります。<br />
ナルラピドには1㎎、2㎎、4㎎の3つがあります。<br />
ナルベイン注には2㎎/1ml、20㎎/2mlの２つがあります。</p>
<p class="myQ">Q：ヒドロモルフォンはどんな薬？</p>
<div class="myA">モルヒネと構造的に似ていて鎮痛効果はモルヒネやオキシコドンと同等と言われています。<br />
<strong>☆ヒドロモルフォンは同用量のモルヒネ経口薬の約5倍の効果があります☆</strong><br />
つまり…<br />
MSコンチン10㎎を朝1錠、夕1錠内服していて計20㎎であればナルサス4㎎と同等となります。</div>
<p class="myQ">Q：どのような利点があるのでしょうか？</p>
<div class="myA">
<ul>
<li>・<u>ナルサスは1日1回の内服で済みます。</u>内服負担が少なくなります。</li>
<li>・<u>オピオイドを少ない量から開始できます。</u></li>
<li>経口モルヒネで使用する場合20㎎/日が最低量になります。</li>
<li>MSコンチン10㎎　2錠　分2　朝、昼</li>
<li>ナルサスは2㎎（経口モルヒネ10㎎換算）があります。</li>
<li>・腎機能障害時の傾眠・せん妄などの副作用がモルヒネより軽度、オキシコドンと同等です。</li>
</ul>
</div>
<p>ナルサス、ナルラピドが内服できなくなった場合、今までは他の薬剤（座薬、貼布薬、注射製剤）で対応するしかありませんでしたが…<br />
<strong style="color:#ffa500">☆ナルベインが在宅でも使用できるようになりました！☆<br />
ナルベインはナルサス（内服）の約1/5に相当します。<br />
モルヒネ注の約1/8、オキシコドン注の約1/10に相当します。</strong></p>
<p class="myQ">Q：どのような利点があるのでしょうか？</p>
<div class="myA">
<ul>
<li>・同じオピオイドで内服から注射剤への切り替えが可能。</li>
<li>・持続点滴で高用量のオピオイドが使用できる。</li>
<li>例えば高用量のモルヒネ注射を行う事で皮下点滴部の発赤が強くなる、硬結が出現するなどあればナルベインに変更してみるという選択肢があります。</li>
<li>・ヒドロモルフォンはオキシコドンより薬物相互作用が少ないです。</li>
<li>様々な疾患を抱えているケースでは多種の薬剤を使用している事が多く、薬物相互作用が少ないヒドロモルフォンのようなオピオイドは使用しやすいという利点もあります。</li>
</ul>
</div>
<p>今回はここまでにしましょう。<br />
いつか筋トレについて勉強部屋で取り上げたいところです。</p>
<p>&nbsp;</p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol32.html">第32夜　ヒドロモルフォン（強オピオイド）について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第31夜　骨転移の症例</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol31.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 06 May 2019 05:05:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://www.homecareclinic.or.jp/?p=3265</guid>

					<description><![CDATA[<p>川口です。 過ごしやすい季節ですね。平成が終わり令和になりました。大型連休を皆さまどのように過ごされましたか？ 前回は骨転移について説明しました。今回は実際の症例です。 ～症例～35才　女性乳癌、多発骨転移、多発肺転移初 &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol31.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第31夜　骨転移の症例</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol31.html">第31夜　骨転移の症例</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>過ごしやすい季節ですね。<br>平成が終わり令和になりました。<br>大型連休を皆さまどのように過ごされましたか？</p>
<p>前回は骨転移について説明しました。今回は実際の症例です。</p>
<style>
.box6{padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;background: #f0f7ff;border: dashed 2px #5b8bd0;}
.box6 p {margin: 0;padding: 0;}
</style>
<div class="box6">～症例～<br>35才　女性<br>乳癌、多発骨転移、多発肺転移<br>初診時の時点で骨転移による腰背部痛を認める<br>安静時疼痛NRS5<br>体動時の突出痛NRS8から9<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-<br>（使用薬剤）<br>フェントステープ4㎎　1枚/日…オピオイド<br>デノタスチュアブル　1錠/日…ランマーク注射に伴うカルシウム低下の補正<br>マグミット330㎎　2錠分2…下剤<br>オキノーム散5㎎　疼痛時頓用…オピオイド<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-</div>
<p>上記内容で訪問診療を開始しました。<br>前回説明したランマーク注射を月に1回行っています。カルシウム低下の補正の為にデノタスチュアブルという薬を使用しています。</p>
<div class="mypoint">～デノタスチュアブル～<br>カルシウム、天然型ビタミンD、マグネシウムを含む錠剤です。<br>天然型ビタミンDは肝臓で代謝されたあと腎臓で活性型ビタミンDとなり小腸でのカルシウム吸収を促進します。</div>
<p class="myQ">Q：安静時疼痛があるならオピオイドを増量しなくていいの？</p>
<div class="myA">その通りです。</div>
<p>ですがまず<strong>定期薬にロキソニン（NSAIDS）を組み込みました。ロキソニン60㎎3錠分3を開始</strong>しました。<br>過去の勉強部屋でもオピオイドとロキソニンやアセトアミノフェンの組み合わせについて説明しましたね。<br>ロキソニンを定期薬として開始したところ安静時疼痛はNRS2から3程度に軽減しました。<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-<br>フェントステープ4㎎<br>ロキソニン60㎎3錠分3<br>オキノーム散5㎎6P分3（食事30分前）<br>頓用使用のオキノーム散5㎎×2P<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>次にご本人より頓用のオキノームを使用しても効果が無いと訴えがありました。<br>フェントステープ4㎎を使用しておりレスキューはオキノーム散5㎎です。<br>過去の勉強部屋で換算表を載せましたね、レスキュー量の目安に実は不足していました。<br>ちなみにフェントステープ4㎎はオキシコドン約80㎎に相当します。そのためレスキュー量は目安として15㎎になります。<br>また御本人は食事などで体を動かす時に疼痛が生じるという事でオキノーム散を食事30分前に定期投与として開始しました。オキノーム散は10㎎として使用するように変更しました。</p>
<p>上記内容に変更し疼痛はさらに軽減、食事も以前より摂取できるようになりました。<br><strong>安静時の痛みは楽になった、でももう少し痛みを抑えたいと訴えがありました。</strong><br>過去にオピオイド過量症状（傾眠、ふらつきなど）を起こした事もありオピオイドの増量に抵抗があるとのことです。<br>どうやら体動時の疼痛が増悪あり当時使用していたMSコンチンを自己判断で増量していた過去があるようです。<br>そこで上記処方に加えてセロクラール（イフェンプロジル）という鎮痛補助薬を追加しました。</p>
<p>“セロクラール20㎎6錠分3”<br>前回の勉強部屋でも鎮痛補助薬について少し説明しましたね。</p>
<div class="mypoint">～セロクラール（イフェンプロジル）～<br>脳循環・代謝改善薬です。脳梗塞後遺症、脳出血後遺症に伴うめまいの改善に対して使用する薬剤です。NMDA受容体拮抗薬の中に含まれています。NMDA受容体拮抗薬は痛みの伝達に関わっており、オピオイドの鎮痛耐性（初期に投与されていた薬物の量で得られていた鎮痛効果が減弱し同じ鎮痛効果を得る為により多くの量を必要とすること）に拮抗し鎮痛効果を強めます。<br>（臨床上の有用性は確立していません）</div>
<p>セロクラールを追加し体動時の疼痛は軽減しオキノーム散の使用量は増やすことなく落ち着きました。<br>肺転移による呼吸苦、咳が徐々に悪化してきました。<br>使用しているフェントステープとオキノーム散では症状軽減が困難な為、まずレスキュー製剤のオキノーム散をオプソ（モルヒネ）へ変更しました。<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-<br>フェントステープ4㎎<br>オプソ10㎎3P分3<br>ロキソニン60㎎3錠分3<br>セロクラール20㎎6錠分3<br>オプソ10㎎　疼痛時・呼吸苦時頓用<br>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-</p>
<p>本来であればオキノーム散10㎎であれば換算表からはオプソ15㎎になります。ですが本症例は鎮痛補助薬とNSAIDSを併用かつレスキュー製剤の定期内服をすることで疼痛自体はかなり軽減していたのであえて少ない量で開始しました。<br>結果、疼痛と呼吸苦ともに軽減し外出もできるようになりました。</p>
<p>今回はここまでにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="600" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/05/01.jpg" alt="" class="wp-image-3275" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/05/01.jpg 800w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/05/01-300x225.jpg 300w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/05/01-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol31.html">第31夜　骨転移の症例</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第30夜　癌の骨転移について</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol30.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 27 Mar 2019 07:40:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://www.homecareclinic.or.jp/?p=3232</guid>

					<description><![CDATA[<p>川口です。 桜が満開になっています！私は毎朝、出勤前に腕立て伏せ、腹筋、背筋をしています。筋トレをしてから出勤すると不思議と日々の疲れをあまり感じないような気がします。 今回は癌の骨転移についてです。転移性骨腫瘍と呼ばれ &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol30.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第30夜　癌の骨転移について</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol30.html">第30夜　癌の骨転移について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>桜が満開になっています！<br>私は毎朝、出勤前に腕立て伏せ、腹筋、背筋をしています。筋トレをしてから出勤すると不思議と日々の疲れをあまり感じないような気がします。</p>
<p>今回は癌の骨転移についてです。転移性骨腫瘍と呼ばれています。骨転移は進行癌の患者さんにおいて高頻度で認められます。原発性骨腫瘍（骨にある細胞が腫瘍化する）とは異なります。</p>
<p class="myQ">Q：骨転移はどの癌で多いの？</p>
<div class="myA"><strong>肺癌、前立腺癌、乳癌、甲状腺癌など</strong>で多く認められますが他の部位の癌でも認められます。</div>
<p class="myQ">Q：どこの骨に転移するの？</p>
<div class="myA">乳癌では胴体部の骨、頭蓋骨、手足の骨にも転移する事が多く、肺癌では骨盤、大腿骨、胸椎、腰椎などの中心部にある骨に転移する事が多いと言われています。つまり様々な部位に転移する恐れがあります。</div>
<p class="myQ">Q：骨転移の症状は？</p>
<div class="myA"><strong>疼痛、骨折、神経障害、高カルシウム血症</strong>などです。<br>疼痛：癌の浸潤で骨が脆くなり微小骨折、腫瘍が骨の外に浸潤し骨膜上の痛覚神経を刺激・損傷、腫瘍による脊髄圧迫などが原因で生じます。<br>骨折：骨がもろくなり荷重に耐えられなくなると骨折に至る場合があります。<br>神経障害：特に背骨の周りには大事な神経が走っています。手、足が動かしづらい、麻痺につながることもあります。<br>高カルシウム血症：倦怠感、イライラ、眠気、食欲低下、便秘などが初期症状として挙げられます。程度が強くなると喉の渇き、<strong>吐き気、嘔吐、妄想、意識消失</strong>につながることがあります。<br>私も在宅で癌の患者さんを診ている際は血液検査でカルシウムの数値は定期的にチェックしています。</div>
<p>骨転移の治療は放射線治療、手術、薬物治療（抗がん剤、放射性医薬品を含む）などがあります。<br><u>在宅では消炎鎮痛剤、オピオイド、鎮痛補助薬など使用し疼痛緩和を行います。</u><br>安静時疼痛がある場合はオピオイド調整、食事などで体を動かす時に疼痛が出現する場合は食前に速効性オピオイド（レスキュー薬）を使用し対応します。</p>
<p>以前の勉強部屋で説明しましたが体動時の疼痛にあわせてオピオイドを増量すると過剰投与になるリスクがあり鎮痛補助薬を組み合わせる事があります。<br><u>鎮痛補助薬は抗うつ薬、抗けいれん薬、抗不整脈薬、NMDA受容体拮抗薬、ステロイド、ビスホスホネート薬</u>などを使用します。</p>
<p>在宅では内服薬以外に<u>ビスホスホネート薬のゾレドロン酸（ゾメタ）、デノスマブ製剤（ランマーク）</u>などの注射製剤を使用する事があります。<br>ビスホスホネート、デノスマブに関しては以前、骨粗鬆症の会で説明しましたのでそちらも御参照くださいね。<br>高カルシウム血症にも効果が期待できます。</p>
<div class="mypoint">ゾメタは3～4週毎に15分以上かけて点滴投与します。<br>ランマークは4週間毎に皮下注射します。<br>☆顎骨壊死という副作用予防の為にも口腔ケアが大切です☆</div>
<p>私は定期的に口腔内の観察含め歯科に診察をお願いしています。<br>ランマークの副作用で低カルシウム血症があります。その際は必要に応じてカルシウム製剤、ビタミンD製剤を投与します。</p>
<p>今回はここまでです。</p>
<p></p>
<p>在宅でゾメタ+生理食塩水を点滴している写真と研究会からの帰り道に撮影した夜桜です。</p>
<p></p>


<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="768" height="1024" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_1360-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-3235" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_1360.jpg 768w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_1360-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_2643-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-3236" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_2643.jpg 1024w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_2643-300x225.jpg 300w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/03/IMG_2643-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol30.html">第30夜　癌の骨転移について</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第29夜　緩和医療について〜オピオイドについて⑤〜</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol29.html</link>
					<comments>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol29.html#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 09 Jan 2019 04:10:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://www.homecareclinic.or.jp/?p=3171</guid>

					<description><![CDATA[<p>川口です。 寒い日が続きますね。往診車から降りて患者さん宅まで歩く時の防寒対策でヒートテックが手放せないですね。 今回はメサドン（商品名はメサペイン）というオピオイドについてです。 現在、実際にメサペインを使用しています &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol29.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第29夜　緩和医療について〜オピオイドについて⑤〜</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol29.html">第29夜　緩和医療について〜オピオイドについて⑤〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。</p>
<p>寒い日が続きますね。往診車から降りて患者さん宅まで歩く時の防寒対策でヒートテックが手放せないですね。</p>
<p>今回はメサドン（商品名はメサペイン）というオピオイドについてです。<br>
現在、実際にメサペインを使用していますが他の強オピオイドと比較して癌による神経障害性疼痛に効果があると実感しています。
</p>
<p class="myQ">Q：メサペインて何？</p>
<div class="myA">モルヒネ、オキシコドン、フェンタニルなどの<strong>強オピオイドに含まれる薬剤</strong>です。侵害受容性疼痛（臓器や組織に損傷や炎症が起きて生じる痛み）、癌が神経に広がっていく事で生じる神経障害性疼痛があります。オピオイド鎮痛薬は侵害受容性疼痛に強力な効果がありますが、神経障害性疼痛にはあまり効果が期待できません。<u>メサペインは神経障害性疼痛にも効果が期待できます。</u></div>
<div class="mypoint">～要注意～<br>
強オピオイドに分類されますがモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルで治療を行ったが効果が得られない場合に使用します。<br>
過去の勉強部屋で説明した<strong>WHO除痛ラダーの第3段階のさらに上の第4段階として位置づけられます。</strong><br>
つまり他の強オピオイドからの切り替えになります！</div>
<p class="myQ">Q：メサペインを使用する時の注意点は？</p>
<div class="myA"><strong>投与後少なくとも7日間は増量を行わないことです！</strong><br>
血中濃度が安定して完全な鎮痛効果が得られるまでには投与後少なくとも約7日間の日数が必要です。<br>
メサペインの半減期は他のオピオイドと比較しても長く個人差が大きいです。<br>
平均して30時間（短い人で7時間、長い人で65時間）となっています。<br>
血中の半減期が長いため過剰投与にならないように慎重に増量する必要があります！<br>
<u>経口モルヒネ量60㎎/日未満のオピオイド鎮痛剤からの切り替えは推奨されていません。</u></div>
<p class="myQ">Q：副作用は？</p>
<div class="myA">
<strong>重大な副作用として不整脈</strong>（QT延長、心室頻拍など）、呼吸抑制などがあります。<br>
その為、他の薬剤（副作用で上記不整脈があげられる）との併用には注意が必要です。</div>
<div class="mypoint">～他のオピオイドからの切り替えの目安～<br>
モルヒネ経口60≦～≦160㎎/日・・・メサペイン15㎎/日（5㎎/回×3回）<br>
モルヒネ経口160＜～≦390㎎/日・・・メサペイン30㎎/日（10㎎/回×3回）<br>
モルヒネ経口390＜・・・メサペイン45㎎/日（15㎎/回×3回）<br>
あくまで目安です！薬物動態に個人差があることより目安にしかなりません！<br>
モルヒネ以外からの換算は以前に記載した箇所を参照してくださいね。<br>
～切り替え方法～<br>
強オピオイドからＳtop　and　Go、3日かけて1/3量ずつ変更する3-Day Switchがあります。<br>
先行使用している強オピオイドが高容量の場合は3-Day Switchの方が安全かもしれません。<br>
まだ使用可能となってからの期間が短く使用症例数も少ないので、あくまで安全かもしれないとしか言えません。</div>
<p class="myQ">Q：レスキュー薬はどうするの？</p>
<div class="myA"><strong>メサペインはレスキュー薬として使用できません。切り替え前に使用していた強オピオイドの投与量、レスキュー量をもとに速放性オピオイド（オキノーム、オプソなど）を使用します。</strong><br>
強オピオイド（モルヒネ、オキシコドン）を使用していて1日量として例えばモルヒネなら60㎎を越して80㎎、100㎎と増量しても効果不十分かつ鎮痛補助薬（プレガバリンなど）を使用しても無効な場合、放射線治療などの非薬物治療も無効な場合はメサペイン導入を検討してもいいかもしれません。</div>
<p><strong><br>
～最後に～<br>
<u>メサペインはe-learningを受講した医師のみしか処方できません！</u><br>
</strong></p>
<p>インフルエンザが流行しています。皆さん気をつけましょう！</p>
<p>今回の写真は癌の患者さんをお昼頃に診察で伺った際に頂いた手作りのお弁当です。</p>


<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="810" height="300" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/01/01.jpg" alt="" class="wp-image-3204" srcset="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/01/01.jpg 810w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/01/01-300x111.jpg 300w, https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2019/01/01-768x284.jpg 768w" sizes="(max-width: 810px) 100vw, 810px" /></figure><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol29.html">第29夜　緩和医療について〜オピオイドについて⑤〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第28夜　緩和医療について〜オピオイドについて④〜</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol28.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 03 Dec 2018 10:18:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>川口です。 もう12月です。気温も下がり鍋料理が美味しい季節です。 今回はオピオイドを使用していても苦痛緩和困難だった症例を取り上げます。 ～症例～ 50歳　女性 同居しているのはご主人（日中は仕事で不在） 子宮頸部癌　 &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol28.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第28夜　緩和医療について〜オピオイドについて④〜</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol28.html">第28夜　緩和医療について〜オピオイドについて④〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。<br />
もう12月です。気温も下がり鍋料理が美味しい季節です。<br />
今回はオピオイドを使用していても苦痛緩和困難だった症例を取り上げます。</p>
<style>
.box6 {
    padding: 0.5em 1em;
    margin: 2em 0;
    background: #f0f7ff;
    border: dashed 2px #5b8bd0;/*点線*/
}
.box6 p {
    margin: 0; 
    padding: 0;
}
</style>
<div class="box6">
～症例～<br />
50歳　女性<br />
同居しているのはご主人（日中は仕事で不在）<br />
子宮頸部癌　腹膜播種　腸閉塞　多発リンパ節転移　多発肺転移　胸水　腹水　胃瘻（腸閉塞の減圧目的）<br />
中心静脈ポートから高カロリー点滴を行っている。<br />
口から氷程度の摂取なら腹痛は出現しない。<br />
疼痛コントロールはプレぺノンを使用している。
</div>
<p><strong>プレぺノン：モルヒネの注射製剤です。シリンジポンプと呼ばれる機械（PCAポンプ）を使用して投与します。</strong></p>
<p><img decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2018/12/011.png" alt="" width="300px"  height="600px" /></p>
<p>プレぺノン100㎎シリンジ10ml　0.1ml/時で投与しています。<br />
PCAポンプは前回説明しましたね。</p>
<p>上記のモルヒネ投与量で普段はNRS2～3でした。概ね疼痛はコントロール出来ていると思われました。ですがモルヒネの消費量が多い事に気づきました。</p>
<p class="myQ">Q：何が起きているのでしょう？</p>
<div class="myA">癌性疼痛の悪化と思われましたが…</p>
<p><span style="color:red;"><br />
察時含め誰かが傍にいて話をしているとPCAボタンを押さないのですが一人になるとPCAボタンを多く押している事が発覚しました。<br />
<strong>一人で過ごす恐怖、不安感が原因していました</strong><br />
</span><br />
リスペリドン液、ジブレキサザイディスなどの液体製剤、口腔内崩壊錠を試しましたが効果はありませんでした。その他の錠剤を試しましたが内服の際に腹部痛が出現し拒否するようになりました。
</div>
<div class="mypoint">
☆ここで大事なのは精神的な苦痛のコントロール☆<br />
セニラン座薬（抗不安薬であるレキソタンの座薬）を処方しご主人が出発する前に使ってもらいました。<br />
多少ウトウトするようになりましたが不安感が軽減しPCAボタンを押す事も無くなりました。
</div>
<p>次に生じた問題は夜間帯に生じた不安感です。<br />
ご主人が傍にいて落ち着かせようとしても効果なく不眠が続きました。<br />
ご本人とご主人から何とか眠りたいと訴えがありました。<br />
日中に使用していたセニラン座薬、ダイアップ座薬（セルシンという抗不安薬の座薬）などを使用しましたが効果は認められませんでした。</p>
<p>毎晩往診し点滴ルートの側管から夜間帯のみドルミカム（麻酔薬・鎮静薬）+生理食塩水の点滴で対応したところ6，7時間寝るようになりました。</p>
<div class="mypoint">
～本症例のポイント～<br />
・疼痛を強める原因として不安感、恐怖などがある。<br />
・内服薬に拒否がある。<br />
・患者さん、家族ともに強い薬を使ってもいい、意識が低下してもいいから<br />
不安・不眠を取り除いて欲しいと訴えた。
</div>
<p>今回使用したセニラン座薬、ダイアップ座薬、ドルミカムは鎮静薬に含まれます。</p>
<p class="myQ">Q：鎮静薬とは？</p>
<p>中枢神経系に作用し興奮を鎮静する薬物を示します。オピオイドと抗精神病薬は含まれません。<br />
～がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引きより～</p>
<div class="mypoint">
～豆知識と補足～<br />
治療抵抗性の苦痛に対して患者の意識を低下させる事を意図して鎮静薬を投与する事を「苦痛緩和のための鎮静」と呼んでいました。<br />
2018年現在、各国で公開されているガイドラインにおける苦痛緩和のための鎮静の定義の中心をなす部分は「苦痛緩和のために患者の意識を意図的に低下させる事（意識を低下させる意図をもって鎮静薬を投与する事）」となります。
</div>
<p>鎮静は鎮静薬の投与方法によって間欠的鎮静、持続的鎮静に分けられます。<br />
持続的鎮静はさらに調節型鎮静と持続的深い鎮静に分けられます。</p>
<dl>
<dt>間欠的鎮静</dt>
<dd>鎮静薬によって一定期間意識の低下をもたらしたあとに鎮静薬を中止して、意識の低下しない時間を確保しようとする鎮静。</dd>
<dt>調節型鎮静</dt>
<dd>苦痛の強さに応じて苦痛が緩和されるように鎮静薬を少量から調節して投与する事。</dd>
<dt>持続的深い鎮静</dt>
<dd>中止する時期をあらかじめ定めずに、深い鎮静状態とするように鎮静薬を調整して投与する事。</dd>
</dl>
<p>～がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引きより～</p>
<p>今回の症例は使用している薬剤からも間欠的鎮静に含まれる要素があります。ですが、<u>在宅医療では限られた薬剤の中で患者さんと主介護者が苦痛に感じていることに対応していく事が必要となります。</u>その中で鎮静薬の中に含まれる薬剤を使用したので最後に鎮静について記載しました。<br />
今回はここまでです。</p>
<p>次回はメサドンというオピオイドについて取り上げようと思います。</p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol28.html">第28夜　緩和医療について〜オピオイドについて④〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>第27夜　緩和医療について〜オピオイドについて③〜</title>
		<link>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol27.html</link>
					<comments>https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol27.html#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[homecareclinic]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 29 Oct 2018 09:03:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[川口先生の在宅医療勉強部屋]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://www.homecareclinic.or.jp/?p=3113</guid>

					<description><![CDATA[<p>川口です。 もうすぐハロウィンですね。 我が家では子供の仮装用の衣装を皆で作っています。 今回はオピオイド持続点滴を導入した別の症例を説明します。 ～オピオイドローテーション、内服から持続点滴へ切り替え～ Q：オピオイド &#8230; <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol27.html" class="more-link">続きを読む <span class="screen-reader-text">第27夜　緩和医療について〜オピオイドについて③〜</span> <span class="meta-nav">&#8594;</span></a></p>
<p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol27.html">第27夜　緩和医療について〜オピオイドについて③〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>川口です。<br />
もうすぐハロウィンですね。<br />
我が家では子供の仮装用の衣装を皆で作っています。<br />
今回はオピオイド持続点滴を導入した別の症例を説明します。</p>
<style>
.box6 {
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    border: dashed 2px #5b8bd0;/*点線*/
}
.box6 p {
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    padding: 0;
}
</style>
<p><strong>～オピオイドローテーション、内服から持続点滴へ切り替え～</strong></p>
<p class="myQ">Q：オピオイドローテーションって何？</p>
<div class="myA">
オピオイドの副作用により薬剤の効果を得るだけの量を投与できない時、薬剤の効果が不十分な時に、投与中のオピオイドを他のオピオイドに変更する事です。
</div>
<div class="box6">
～症例～<br />
70歳　女性<br />
大腸癌　多発肺転移　多発肝転移<br />
経口摂取量は少なく中心静脈ポートから高カロリー点滴を行っている。<br />
肝腫大による右季肋部痛、肺転移による咳嗽・呼吸苦を認める。<br />
在宅酸素を使用している。<br />
&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-<br />
【内服】<br />
ネキシウム20㎎　1カプセル　就寝時…胃潰瘍予防の薬<br />
デカドロン0.5㎎　4錠　分2　朝、昼…ステロイド製剤<br />
酸化マグネシウム250㎎　6錠　分3　朝、昼、夕…下剤<br />
ノバミン5㎎　3錠　分3　朝、昼、夕…オピオイドによる吐き気予防<br />
セレコックス100㎎　2錠　分2　朝、夕…NSAIDS鎮痛剤<br />
リン酸コデイン20㎎　6錠　分3　朝、昼、夕…咳止めとして使用<br />
オキシコドン5㎎　2錠　分2　朝、夕…オピオイド<br />
オキノーム散　2.5㎎　疼痛時頓用…オピオイド　<br />
&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-
</div>
<p>【経過】<br />
疼痛はオキシコドンでNRS1、レスキュー使用頻度もなく落ち着いていた。<br />
呼吸苦・咳嗽が増悪傾向にありリン酸コデイン、オキシコドンでは緩和できていなかった。<br />
<strong>定期薬のオキシコドンは継続、リン酸コデインを中止し頓用薬をオキノーム散からオプソ5㎎に変更</strong>。</p>
<div class="mypoint">
・モルヒネを使用する事で、息苦しいと感じる中枢の感受性低下、鎮咳作用、呼吸回数を少なくすることで酸素消費量の減少が期待できます。<br />
・リン酸コデインは代謝過程で約10%がモルヒネになります。
</div>
<p>患者さんは内服を整理、減らせるものは減らしてほしいという希望がありました。そこでリン酸コデインを増量するより中止しモルヒネに切り替えていく方針としました。</p>
<p>オプソを使用する事で呼吸苦・咳嗽が軽減、疼痛の悪化も認めなかった。<br />
オプソの使用量をもとにMSコンチンを開始。オキシコドンは中止。<br />
オプソ5㎎を平均して1日に6，7回使用していた。<br />
MSコンチン10㎎　4錠　分2　朝、夕<br />
レスキューはオプソ5㎎</p>
<p>☆これでオキシコドンからモルヒネにローテーションされました。☆</p>
<p>その後、徐々に増量しMSコンチン60㎎、レスキューのオプソは10㎎に変更。<br />
MSコンチン60㎎、レスキューの使用回数は4～6回。<br />
その頃より徐々に経口内服が困難になった。</p>
<p><strong>モルヒネ持続点滴に変更。（全身状態低下あり内服量の約1/3に）<br />
CADDポンプを使用し塩酸モルヒネ10ml（100㎎）+生理食塩水90ml　計100ml　1.5ml/時で開始（36㎎/日）した。</strong></p>
<p class="myQ">Q：他にオピオイドローテーションをしないといけない時は？</p>
<div class="myA">
使用しているオピオイドの副作用（せん妄、眠気、吐き気、嘔吐、便秘など）がひどい場合です。
</div>
<p>例えばモルヒネやオキシコドンを使用していて便秘がひどく（各種内服しても改善しない場合）フェンタニル貼布薬へ変更する場合があります。<br />
高度の腎不全がある場合、モルヒネの代謝産物であるM6G、M3Gの排泄が低下し蓄積する事で副作用が出現しやすい可能性が高くオキシコドンやフェンタニルへの変更が有効な時があります。</p>
<p>～実際のローテーション法～<br />
換算表に従い現在のオピオイドと新しく使用したいオピオイドの換算量を計算します。現在使用しているオピオイドが比較的大量投与の場合は一度に変更せずに数回に分けて（数日）ローテーションしていきます。<br />
☆計算上の換算量はあくまで目安です。患者さんの状態、年齢（高齢者の場合）で実際は微調整します。</p>
<div class="mypoint">
～換算表（大体の目安です）～<br />
コデイン200㎎/日＝モルヒネ30㎎/日（内服）15㎎/日（注射）＝オキシコドン20㎎/日（内服）、15㎎/日（注射）＝フェントステープ1㎎/日、デュロテップMTパッチ2.1㎎/3日、フェンタニル0.3㎎/日（注射）＝タペンタドール100㎎/日＝トラマドール150㎎/日（内服）、150㎎/日（注射）<br />
（座薬に関しては前回に換算を記載してあります）
</div>
<p>今回説明した通り、症状により必用に応じて他のオピオイドへ変更する場合があります。オピオイドを使用していて困っている症状がある時は遠慮なく主治医に相談しましょう！<br />
次回はオピオイドを使用していても苦痛緩和困難だった症例を取り上げます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.homecareclinic.or.jp/homecareclinic/wp-content/uploads/2018/10/01-1.jpg" alt="" width="400" height="300"/></p><p>The post <a href="https://www.homecareclinic.or.jp/zaitakui-study/vol27.html">第27夜　緩和医療について〜オピオイドについて③〜</a> first appeared on <a href="https://www.homecareclinic.or.jp">都内の在宅医療・訪問診療｜医療法人社団 鳳優会（ほうゆうかい）</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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